【2021年ゴッホ展レビュー】”好きなことにかけた魂”を感じる、 「ゴッホ展 -響きあう魂 ヘレーネとフィンセント-」

art museum

今回は、東京都美術館で開催されている
「ゴッホ展 -響きあう魂 ヘレーネとフィンセント-」
についてレビューしていきます。

今回の展示は、「ゴッホの絵にかけた魂」と、
「ヘレーネの作品のよさを伝えることにかけた魂」

2つの魂を感じることができる素敵な展示会となっています。

この展示会で2人の”好きなことにかけた魂”に触れることで、
きっと、あなたも「前向きに頑張る気持ち」や「力」が湧いてくるはずです。

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展覧会概要

会  場 東京都美術館

期  間  2021年9月18日〜12月12日
     月曜日、9月21日(火)は休館
     9月20日(月・祝)、9月27日(月)、 11月8日(月)、22日(月)、29日(月)は開室

開室時間 9:30〜17:30(入室は17:00まで)
夜間開室 10月15日(金)以降の金曜日は9:30~20:00(入室は19:30まで)

入場料金 一般         2,000円 
     大学生・専門学校生  1,300円
     65歳以上      1,200円
     高校生以下無料ですが小学生以上は日時指定予約が必要。 

巡  回 福岡市美術館 2021年12月23日(木)~2022年2月13日(日)
     名古屋市美術館 2022年2月23日(水・祝)~4月10日(日)

ぼーちゃん
ぼーちゃん

当日券も一部用意しているようですが、
ネットで日時指定予約をした方が確実です。

展覧会公式サイト https://gogh-2021.jp/
チケットサイト  https://art-ap.passes.jp/user/e/gogh-2021

展覧会内容

ゴッホの「黄色い家」。16年ぶりの来日。

今回の展示では、
世界最大のゴッホ作品個人収集家ヘレーネが集めた48点(油彩画28点、素描・版画20点)と
ファン・ゴッホ美術館から《黄色い家(通り)》を含む4点
合計52点ゴッホ作品を見ることができます。

ゴッホの初期から晩年までの画業を辿りながら、
20世紀初頭から人気と評価が高まっていく背景を知ることができるような展示となっています。

本展示ではゴッホ作品以外にも、
ミレー、ルノワール、スーラ、ルドン、モンドリアンらの作品20点が展示されています。

フィンセント・ファン・ゴッホとは

世界で最も有名な画家(と言っても過言ではない)フィンセント・ファン・ゴッホ

名前を知らなくても、
絵は見たことがある人は多いのではいのでしょうか。

1885年4〜5月 馬鈴薯(じゃがいも)を食べる人々
1887年10〜11月 花魁(渓斎英泉による)
1888年9月 夜のカフェテラス
1889年1月 ひまわり

数々の有名作品を残しているゴッホですが、
画家になると決めたのは27歳の時で、
37歳の時に自殺をしてしまうので、画家としてはたったの10年しか絵を描いていません。

たったの10年しか活動していないゴッホですが
生きているうちに描いた油彩画の数は860枚
1年間に86枚1ヶ月に7枚も描いていたそうです。

数を聞いただけでも、絵に対する熱意を感じますよね。

ゴッホは、生きているうちに絵が1枚しか売れたことのない貧しく孤独な画家でしたが、
「印象派を超えてやる!」と常に新しい表現の可能性を追求し続けた情熱的な画家でした。

ぼーちゃん
ぼーちゃん

ゴッホの人生は、すごく面白いので、

別の記事で紹介しょうと思っています !!!

今回のもう1人の主役、ヘレーネ・クレラー=ミュラー

ヘレーネ・クレラー=ミュラー世界最大のゴッホ作品収集家です。

彼女は、1907年から近代絵画の収集をはじめ、
実業家の夫アントンの支えのもと、11000点を超える作品をコレクトしました。
その中でも特に力を入れて集めていたのがゴッホ作品でした。


彼女は、ゴッホの作品深い精神性人間性を感じ取り、
まだ評価の途上にあった1908年からおよそ20年間、
積極的にゴッホ作品を購入し、その絵を展示し、
たくさんの人に見てもらいゴッホの良さを伝えていきました。

1938年には長年の夢だったクレラー=ミュラー美術館を開館し、初代館長に就任しました。

ぼーちゃん
ぼーちゃん

今回の展示では、「クレラー=ミュラー美術館」から、
選りすぐりの油彩画28点と素描・版画20点を展示しているよ

16年ぶりにあの「糸杉シリーズ」の傑作が来日

展示の順番としては、
最初にヘレーネが集めたミレーやルノワール、スーラなどの展示、
その次にゴッホの初期作品から晩年の作品へというような流れでした。

最初に、ミレーやスーラなどの作品を見ることで、
ゴッホの絵を見たときに、
「このあたりで、あの絵の影響を受けで、自分の絵にこう表現していったのか〜!」
と、考えながら見ることができました。

そして初期から晩年に向けて、ある程度、順番に作品が並べられているので、
ゴッホの画力の成長を感じることができます。

そして、今回の展示で最も注目されている絵が《夜のプロヴァンスの田舎道》です。
ゴッホが「〈ヒマワリ〉のような作品にしたい」とサン=ミレで描いた作品の一つです。
この作品は、おそらく南仏滞在の最後に制作されたプロヴァンスの集大成といわれるほどの傑作で、今回の展示で最も注目されている作品です。

この作品は、とても独特で、人を惹きつける魅力的なオーラを放っています。
個人的にも、会場で最も魂を感じた印象的な作品です。

いろんな表現にチャレンジし、試行錯誤しながら絵を描き続けたからこそ、
こんな素敵な絵が描けたのだろうなと、この展示会を通して思いました。

2つの魂を感じることができる展示会

1889年6月 星月夜

みなさんには、魂を込めているコトがありますか?

どんなに好きで、魂を込めていても、
結果が出なくて挫けそう…とか、
誰にも見てもらえず苦しい…。そんな思いをした事があると思います。

ゴッホとヘレーネもきっと同じです。

ゴッホは生きている時は、
絵もほとんど売れず、人気も出なかったのに、

彼なりに絵の研究や新しい挑戦を繰り返しながら、絵を描き続けていました。

ヘレーネもゴッホの作品から感じた感動を多くの人と分かち合いたい、
作品を後世に伝えていきたい、と作品を集め、活動していきましたが、
自分がイイと思ったものを集めて、たくさんの人と共有するということは、
簡単にできることではありません。

彼女なりに、ゴッホの作品のどこが好きなのか、
どういう所をみんなに見て欲しいのか、
そういう事を考えて作品を集め、展示していたはずです。

そういったゴッホやヘレーネの考えや感覚というものを
なんとなく感じる事ができました。

今、少し苦しい思いを抱えている方、
諦めかけてしまっている方、そうでない方も、
「ゴッホ展」にいって、2人の魂にふれてみてください。

きっと、もう少し頑張ってみようと
前向きな気持ちや力が湧いてくるはずです。

この展示会は、〈東京都美術館〉での開催ののち、
〈福岡市美術館〉、〈名古屋市美術館〉を巡回することが
決まっているそうなので、機会がある方はぜひ行ってみてくださいね。

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