教会のような神秘的な学校建築「自由学園 明日館」

architect

2021年4月に100周年をむかえた建築、

「自由学園 明日館」をご存知ですか。

近代建築の三大巨匠と呼ばれる世界的に有名な建築家「フランク・ロイド・ライト」の設計により建設された学校です。

今回は、100年経った今でも愛され、使われ続けている「明日館」について紹介していきます。

自由学園 明日館とは

自由学園明日館は、1921年に羽仁もと子と吉一夫妻が創立した学校です。

建物の設計は、アメリカが生んだ巨匠フランク・ロイド・ライトと、その弟子 遠藤新が手がけました。

夫妻は、「知識の詰め込みではない、新しい教育を実現したい」とこの学校を創立。

その思いに共感したライトは、夫婦の思いを基調とした建物を設計しており、

現代のよくある学校のような雰囲気は感じられず、

教会のような神秘的な雰囲気を感じる学校となっています。

明日館は、1997年に国の重要文化財にしていされています。

しかし、建物である以上使ってこそ残した価値があると考え、

現在でも、結婚式や公開講座、コンサート等で利用されいます。

建築見学に行ってみた。

自由学園明日館は、池袋駅から徒歩10分ほどの場所にあります。

通常見学は、10:00〜16:00(15:30までの入館)

休館日は、毎週月曜日

明日館は部屋の貸し出しも行っているので、

日によって見学時間が異なる場合があります!!

訪れる前に、HPの”見学カレンダー”でチェックしてみてください。

ちなみに、私が1回目訪れた時、

何もチェックせずに行ってしまい、中に入れませんでした。

みなさんは、こうならないように気をつけてください。

見学料金500円

喫茶付見学の場合800円夜間見学はお酒付1200円だそうです!!!

夜間見学では、どんなお酒が飲めるのでしょうか。

いつか、お酒の提供がある時に行ってみたいな…と思っています。

建物内見学可能日には、14:00から30分程度のガイドツアーも行われているそうです。

校舎外観

この日は天気が良くて、校舎の色が綺麗に見えました。

軒高を低く抑え、水平線が強調されています。

周りに高い建物がたくさんあるからか、より低さが強調され、小さく見えました。

校舎の中

校舎への入り口。
中から見た扉。
廊下。

扉や窓が、ステンドグラスをイメージさせるようなデザインで美しいですよね。

会議室と教室

会議室。椅子がたくさん並べられているのが可愛いですね。
可愛い鍵穴を発見しました。
教室。
教室。

教室は、中からでも屋根の形がわかるデザインになっています。

高さに変化があるからか、広々とした印象を受けました。

ホール

ここで毎朝、礼拝が行われていたそうです。

すごく、神秘的な空間で、ここで座って窓を見つめていると、

自分の心が洗われているような気分になりました。

帝国ホテルの建設で使っていた石材をこっそり持ってきて、使っているとか…?

講堂

道路を挟んで、校舎の向かい側には講堂があります。

講堂は、生徒数の増加しホールが手狭となったため建てられたそうです。

こちらは、遠藤新が設計を手がけています。

ここには、昔使われていたトイレが残っています。

当時はこんなトイレだったんだなぁと…。

古いものなので、ちょっと不気味さを感じました。笑

まとめ

外から見ると、「学校なのに小さいな」と感じるのに、

中に入ると、その小ささは忘れてしまうくらい、大きくて、開放的な空間でした。

そして、この校舎のどこにいても、

優しい光が降り注ぐような設計がされているのか、本当に”自然光”が美しいなと感じました

この光が、教会のような神秘的空間を演出しているのだろうなと思いました

明日館では、誰でも受講できる公開講座が行われており、

次は、ぜひ参加してみたいなと思いました。

ちなみに、私が行った時は、西洋建築の講座と絵画の授業が行われていたみたいです。

みなさんも、

ぜひ自由学園明日館で素敵な休日を過ごしてみてください。

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